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雛芥子

良い子だった

私はきっと、

ずっと

良い子だった

恋、と書いて

止まる

 

神様が言ったことに

ひとつ嘘をついた

あなたをさらう夢に

ひとりで泣いた

 

いつからこんなに?

世界はせまく

あなたのことばかり

かんがえてたんだよ

 

大丈夫じゃないんだけど

ごはんとお風呂と夢をみるので今日もせいいっぱい

あなたのために伸ばす髪が

肩まで伸びた頃にはさ

今よりまともに笑えてたいけど

 

雨が降った、突然

本を閉じて、逃げるときに

手を引く手が冷たい

思い出してた

 

延々とみる夢の中で

永遠という嘘を求め

あなたのことばかり

かんがえてたんだよ

 

大丈夫じゃないんだけど

窓辺に咲く花が

枯れても散っても

いつか、また

あなたのために伸ばす髪が

背中まで伸びた頃にはさ

今より普通に眠れてたいけど

 

良い子だった

私はきっと、

ずっと

良い子だった

けど

恋、と書いて

止まる

詞・曲:七帆一

 I call you miss hinageshi.

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