ここにはなにか

ここにはなにかがきっとあるんだ

そして君はいない

ここには

 

夢からさめた

夢からさめたら泣きたくなった

悲しいだけの夜に耐える日々

終わりがみえない

 

頭がいたい

風邪でもないのに

頭がいたい

空箱のイブはたすけてくれない

 

生まれたことを恨む

なにかを僕は恨む

 

ただ

わからないでもない

はなればなれの誰かのため

僕は歌うよ

まだ

終わりそうにもない

白と黒と赤と青と黄色の

世界

 

愛する人よ

あなたのために生きてみたいと

言ってた僕はもう

死んだのさ

 

泣いてた君は

四月の雨に

やさしさの意味を

かさねて

 

涙は君に似ている

なにかが君に似ている

空箱の部屋のなかで今日も

誰かの夢をみている

 

ただ

わからないでもない

やぶれかぶれの彼らのため

僕は歌うよ

まだ

終わらないでくれ

白と黒と赤と青と黄色の

世界